俳優菅田将暉(28)とSEKAI NO OWARIのFukase(35)が共演する映画「キャラクター」(永井聡監督)が11日、公開初日を迎え、都内で、2人と高畑充希(29)中村獅童(48)小栗旬(38)が舞台あいさつを行った。

偶然目撃した殺人犯(Fukase)の顔をキャラクター化し売れっ子になってしまった漫画家(菅田)の苦悩を描くダークエンターテインメント作品。

今作が俳優デビューとなったFukaseについて菅田は「高校生の時に初めて買ったCDがSEKAI NO OWARIでした。憧れの人と共演できてうれしい。無個性と正反対にいるキャラクターにひかれました」。司会者から「気持ち悪かったです」と紹介されたFukaseは「うれしいです。撮影の時に『今の、気持ち悪くなかったからもう1回』と監督に言われましたから。映画のキャッチコピーに美しき異常者とあり、ハードルが高かったです」と振り返った。

Fukaseについて獅童は「初めてとは思えなかった。本読みの段階から仕上がっていた」、小栗は「インタビューで、うれしかったことや大切なものを消していく作業をしてきた、と語っており、役への向き合い方を考えさせられました」、高畑は「カメラが回っていないときは、よく話しました。こんなに話しやすい方だとは思っていませんでした」。

舞台あいさつでは、出演者が「私は○○なキャラクター」と発表した。菅田は「汁キャラ」と書き「ここ10年くらい、汗、鼻水、涙を流してきた。汗を書きやすいんです。辛いものを食べて、僕よりも汗をかく人を見たことがありせん」と説明した。