松村沙友理(28)が13日夜、乃木坂46卒業記念写真集「次、いつ会える?」(マガジンハウス)の発売を記念した動画アプリ「SHOWROOM」の生配信を行った。この日をもって乃木坂46から卒業した。アイドルとして最後の瞬間を迎える、日付が変わる直前まで配信した。

途中、ファンからのコメントで、必殺技の「さゆりんごパンチ」をリクエストされた。「これが人生最後のさゆりんごパンチになったらどうしよう…。分からないけど、これからもやるかもしれないし、日付が変わったら私の気持ちが切り替わってもうやらないかもしれないし…」と話した後に、「さゆりんご~、パーンチ!」と全力で拳を突き出した。

終盤には「明日からは乃木坂46のメンバーじゃなくなってしまいますので、本当に最後のごあいさつをさせていただきたいなと思います」と切り出し、「乃木坂46に入って約10年間、大変なこともたくさんあったと思うんですけど、私が今思い出せるのは、本当に楽しい思い出がたくさんあって。悩んだこともたくさんあったけど、今ここで皆さんの前で笑って『お疲れさまでした!』って言える人生って、幸せだなって思います」と感謝した。

さらに「あまりよくできた人間じゃないというか、いろいろと周りの人にお世話になりながら10年間やってこられたんですけど、こんな全然何もない私が、今日この日本当に心から幸せで、こんなにたくさんの人に見守られながら最後の瞬間を迎えられるのって、本当にすごいことだなって思う」と涙した。「でもそうやってくれたのは、たくさん今まで支えてくださった、皆さんだったり、スタッフさんだったり、本当にたくさんの皆さんのおかげだと思うので、私1人だったらこんなことにはなってなかったと思うので」とあらためて感謝した。

松村は「乃木坂46に入って、たくさんの温かい人と出会えて、人間の温かさに触れられてよかったなって思います」と続け、「乃木坂46に入る前は、友達もあんまりいないし、どっちかっていうと家で1人でアニメ見る方が好きだった」と回想し、「でも、乃木坂46に入って、たくさんの人と会って、人と話すのも、人と何かするのも大好きになったし、本当に私の人生を変えてくれた存在だなって思います」と明かした。

「たくさんの人が私と出会えてよかったって言ってくださるけど、私も本当に心からそう思います。みんながたくさん『乃木坂46に入ってくれてありがとう』って言ってれる数と同じだけ、私は、私を乃木坂46の一員として輝かせてくれてありがとうって気持ちでいっぱいです」と伝えた。「フフフフ」と笑いながら、涙を流した。「寂しいですね。寂しいなあ。寂しい。もう終わっちゃうんだなあ。終わっちゃいますね」と、何度も涙をぬぐった。

そして「寂しいけど、皆さん、これから先、大変なことやつらいこともあるかもしれないけど、みんなでこれからも支え合えって生きていきましょう!」と呼び掛け、「てへてへ」と照れ笑いした。「この日付が変わったら私はただの松村沙友理になっちゃうので。この瞬間を皆さんとご一緒できて幸せです。最後の最後までありがとうございました」と伝えた。

配信終了間際には、あらためて「次皆さんと会うときは私、乃木坂46じゃないんです」とかみしめた。その上で「乃木坂46じゃないけど、私はいつまでも乃木坂46のことを、大好きで、応援したいなと思います。本当に乃木坂46に入れて幸せでした。ただの松村沙友理、頑張りますので、今後ともぜひ応援よろしくお願いします! ぜひみなさんまた会いましょうね! ありがとう、みんな大好き! アイラブユー!」と締めくくった。