女優真矢ミキ(57)が23日、東京オリンピック(五輪)開会式に出演、木やりうたとダンスのパフォーマンスに参加した。

真矢は棟梁(とうりょう)役として職人たちを率いて登場。真矢が号令を掛けると、ダンサーや俳優が演じる職人たちが一斉に作業を開始した。トンカチやノコギリの音がパーカッションとなり、リズムをつくっていった。世界的タップダンサーの熊谷和徳によるタップダンスあり、民謡ありのパフォーマンスで、最後は壮大な群舞となった。

間伐材で作った直径4メートルの輪が5つ登場すると五輪のシンボルマークを作り、日本の木工技術の高さを見せた。

木やりは、江戸時代から伝わる労働歌で、大工や火消しが力を合わせそろえるための掛け声でもある。