ダンディ坂野(54)が2日、都内のザ・プリンス パークタワー東京で行われた、同じサンミュージック所属の演歌歌手大石まどか(48)のデビュー30周年記念シングル「茜の炎」(4日発売)発表会で、大石と「愛が生まれた日」をデュエットした。

坂野はもともと、歌手志望で、03年には「OH! NICE GET's!!」をリリースし、インディーズランキングで2位に入った。同年にはユニバーサルミュージックから、ウルフルズの「ガッツだぜ!!」をアレンジした「ゲッツだせ!!」もリリースしている。大石から「歌がお上手だし、サンミュージックにはこの人しかいない」とデュエット相手に指名され「私も歌いたくて、しょうがないから…ぜひ、と」と引き受けたという。

一方で「愛が生まれた日」は「男性パートが難しい。高いところのサビが出なさすぎてキーを半分、下げてもらった」という。歌唱した後は「歌わせていただく機会をいただき、率直にうれしかった。私で良いのかなと思ったけれど(大石に)恥をかかせられない。ボイストレーニングをして心を込めて歌った。ハモリがあるので練習し、振りも練習して合わせた」と、こだわりぶりを語った。

コロナ禍で「こういう状況下、営業がないので、営業のつもりで頑張っています」と芸能&お笑い界の厳しい現状も吐露。その中、トレードマークの黄色の衣装を新調し「この歌のために衣装、新調しまして…スッカラカンです」と苦笑い。歌手の大石もコロナ禍で、観客の前で生歌を披露する機会は減っているが、坂野は質疑応答で全国ツアーについていくかと聞かれると「もちろんでございます。地方で営業があればついていきます。サンキュー ウエルカム」と強い意欲を見せた。