12日に最終話を迎える俳優鈴木亮平(38)主演のTBS系連続ドラマ、日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(日曜午後9時)がこのほど、クランクアップした。

最後のシーンを撮り終え、スタッフから花束を渡された鈴木は、ハードな撮影を走り抜いたことに安堵(あんど)の表情を見せ、ともに戦ってきた賀来賢人や中条あやみ、菜々緒、小手伸也、佐野勇斗、フォンチーらMERメンバーと完走の喜びを分かち合った。

同局系ドラマ看板枠の日曜劇場で初主演を務めた鈴木は「僕がみんなを引っ張っていかないといけない。誰よりも自分に厳しく挑まなくてはと、初めはひとり肩に力が入っているような感じでした。ですが、振り返ってみると自分はMERチームのみんなに支えられ、みこしを担いでもらっていたんだとひしひしと感じますし、このメンバーでなければ『TOKYO MER』という作品は完成できなかったと思っています」と周囲に感謝した。

医師役を演じたことで「医療従事者の方々の魂と言いますか、本当にすごいものに触れさせて頂いたと強く感じています。この作品で僕たちは危険な現場にも飛び込んでいきましたが、現実の世界でも正体の見えないウイルスとの闘いの中で、医療従事者の方々がリスクを背負いながらも困っている人を助け、そしてそれを当然のように仕事としてやられているということに、言葉では言い表せないような尊敬を覚えました」と医療従事者へのリスペクトを口にした。

そして「今も過酷な現場で頑張っている人たちの姿を少しでも日本の皆さんに伝えることができたなら、本当にこの作品に携われてよかったなと思いますし、それがいま1番僕にとっての誇りです。ぜひ、今夜放送の最終話まで見届けて頂けたら幸いです」と呼び掛けた。

同作は、東京オリンピック閉会式と重なった第6話を除いた全話で平均世帯視聴率が2桁を維持するなど好調を保って最終話に突入。15分拡大で放送される。

(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)