スポーツ選手や歌手など、特定の面において高い能力を持った人の子ども、いわゆる「2世」が親と同じ道を選んでいる例を見るたびに、「遺伝の強さ」や「育った環境」の重要性を想像する。大食いタレント、ギャル曽根(35)にも同じことを思った。

先日、ギャル曽根はオンラインで行われた「ひろしま お!EC(いーしー)チャンネル」にゲスト出演。商品紹介の生配信を見ながら広島の名産品を買うことができる「ライブコマース」と言われる企画で、ゲストのギャル曽根はお好み焼きやまんじゅう、スナック菓子など出されたものを気持ちいいほどパクパクと食べていた。何を食べていてもおいしそうに見えるし、これほど視聴者の購買意欲を刺激する人もいないだろう。

配信では小学校3年生の長男、年長の長女の大食いぶりを明かし、夜だけで米を1・5升炊くと説明。内訳については「私だけで9合くらい。主人は年長の娘より食べなくて、1合食べるか食べないか。後は子どもたちが」と話した。小学生以下の子ども2人で約5合を食べきる計算で、これには大食いの遺伝子を感じざるを得ない。

その後の取材で聞いてみると、長男は赤ちゃんの頃から他の乳児と比較しても圧倒的にミルクを飲んでいたといい、離乳食についても「普通の幼稚園児のお弁当箱より大きいサイズを食べていて、みんなにびっくりされた。みんなこんなに食べないんだとびっくりしたのを覚えてます」。また「ゆうこりん(小倉優子)には『そんなに食べないよ!』って言われたんですけど、ペロッと食べたのを見てびっくりされました」と笑った。

自身のきょうだいもよく食べるといい「遺伝なのかな」と話す。中学校時代は重箱サイズの弁当(2段)を早弁した上で学食にも足を運んでいたといい、息子については「男の子だからこれ以上食べそう」と恐々とした様子。「食費が恐ろしいです。1カ月でお米40キロくらい食べてるんじゃないかな? 中学校になったらこれが倍になるんじゃないかと心配しています」と語った。

子どもたちの芸能界入りについては「安定した仕事に就いていただきたい」と反対していたが、今のところ大食い2世はあまり聞いたことがない。もしも考えが変わって“大食い親子共演”なんてことになったら、ぜひ取材させてもらいたい。【遠藤尚子】