テレビ朝日の定例社長会見が26日、東京・六本木の同局で行われた。亀山慶二社長は、情報番組「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜正午)第2部で不適切な演出が行われていたことを謝罪した。

同局は今月21日、「-ワイド!スクランブル」の月曜から木曜に放送する「視聴者からの質問にお答えするコーナー」で、今年3月以降、事前に番組側が用意していた質問が視聴者からの質問として放送された事例が見つかったことを明らかにしていた。

亀山社長は「今回の不適切な演出は、番組への信頼を大きく損ねる許されない事案であり、視聴者、関係者の皆さまに深くおわび申し上げます」と謝罪。同日付で番組のチーフプロデューサーとプロデューサーを減給1カ月、情報番組センター長をけん責処分とすることも発表した。コーナーを担当する「テレビ朝日映像」で、当該社員に対する処分がされたという。