NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の5日に放送された第5話の平均世帯視聴率が15・0%(関東地区)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、ラジオ英語講座を聴くことは安子(上白石)の毎朝の日課になっていた。そして安子の中には稔(松村北斗)とのささやかな甘い夢が芽生えようとしていた。ある日、そんな様子を見た親友のきぬ(小野花梨)の計らいで、安子と稔は2人で夏祭りに行くことに。しかし、稔の弟で幼なじみの勇(村上虹郎)から、社長の跡取りの稔と「あんころ屋の女では釣り合わん!」と言われてしまう。落ち込む安子は、稔の前から走り去ってしまう。そのまま会わずに、夏が終わろうとしていた。ある日、勇が店に来て、あす朝に稔が大阪に帰ってしまうと知らせる。当日の朝、安子は思い立って駅へ自転車で必死に向かう。稔に会えた安子は、手紙を出すことを英語で伝える。