俳優菅田将暉(28)と女優小松菜奈(25)が15日、所属事務所やそれぞれのSNSを通じて、結婚したことを発表した。2人は昨年8月公開の映画「糸」など3作品で共演したことなどで交際に発展。今夏前には同居していたとみられ、ゴールインした。2人とも存在感ある役者だけに「私たちは戦友であり、心の支えであり、これからは家族になります」という表現で結婚を報告した。小松は妊娠していないという。

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2人は連名の自筆書面で結婚を報告した。関係者によると、今月に入ってから婚姻届は提出されたようで、菅田がニッポン放送「菅田将暉のオールナイトニッポン」(月曜深夜1時)のパーソナリティーを務めていることもあり、この日夕方の発表になったようだ。

2人は連名で「まだまだ未熟な2人ですが、この出会いに感謝し、日々心豊かに生活を楽しんで、幸せな家庭を築いていきたいと思っております」と結婚を報告。さらに「私たちは戦友であり、心の支えであり、これからは家族になります。人生を共に考え進んでいくこと、とっても楽しみです」ともつづり、役者としてもお互いを尊重しあう関係であることも強調した。

2人の出会いは、16年5月公開の映画「ディストラクション・ベイビーズ」での共演。別の関係者によると、菅田はこの時から小松のことを意識していたようだ。同年11月公開の映画「溺れるナイフ」でも共演。ナイフのように傷つけあいながらも激しく愛しあう男女を刺激的に演じた。自転車に2人乗りするシーンは息もピッタリで、2人の交際を予想する映画関係者は多かったという。

その後も2人は親交を深め、昨年8月公開のダブル主演映画「糸」の撮影もあり、交際に発展したという。菅田は「30歳までに結婚したい」などと、度々、結婚願望が強いことを公言してきた。今夏には、女性週刊誌や写真週刊誌などで2人の同居や結婚間近などと、報じられていた。

菅田は、今年1月に公開された映画「花束みたいな恋をした」の舞台あいさつで、「ここ5年ほど家にはドライヤーがなかったのですが、最近は洗いざらしだった髪の毛を乾かすようになった」と生活の変化を語っており、小松の影響だったようだ。さらに「コロナ禍で映画の打ち上げもなく、マスクで顔を半分隠す日々がさびしくてたまらなかった」とも語り、コロナ禍でのステイホームが、結婚を後押ししたとみられる。

小松は妊娠しておらず、今後も仕事を続ける。菅田も来年1月スタートのフジテレビ系ドラマ「ミステリと言う勿れ」(月曜午後9時)の主演が決まっている。ジャンルを問わず多彩な芝居で評価される2人の活躍は結婚後も続きそうだ。

◆菅田将暉(すだ・まさき)1993年(平5)2月21日、大阪府生まれ。08年「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」ファイナリストに選出され、芸能界入り。09年テレビ朝日系「仮面ライダーW」で俳優デビュー。17年「あゝ、荒野 前篇」などで日刊スポーツ映画大賞主演男優賞、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞。17年シングル「見たこともない景色」でソロ歌手デビュー。19年日本テレビ系「3年A組-今から皆さんは、人質です-」主演。同年「まちがいさがし」でNHK紅白歌合戦初出場。21年は映画「キネマの神様」など4作で主演。来年はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」出演や、フジテレビ系月9ドラマ「ミステリと言う勿れ」主演が決まっている。176センチ。血液型A。

◆小松菜奈(こまつ・なな)1996年(平8)2月16日、東京都生まれ。08年に小学生向け雑誌「ニコ☆プチ」でモデルデビュー。13年の短編映画「ただいま。」に主演。14年の映画「渇き。」で日本アカデミー賞新人俳優賞など各新人賞を獲得。「近キョリ恋愛」「予告犯」「バクマン。」など話題作に続々と出演を果たし、16年の映画「溺れるナイフ」で初主演。その後も活躍を続け、21年の第44回日本アカデミー賞では「糸」で優秀主演女優賞を獲得。今月公開の映画「恋する寄生虫」(柿本ケンサク監督)で林遣都とダブル主演。168センチ。血液型O。趣味はカメラ。