女優佐久間由衣(26)が4日に初の写真集「佐久間由衣写真集 SONNET 奥山由之撮影」(マガジンハウス)を発売した。その際にインタビューをした。

発売を記念し、6日には、ファンと対面による「お渡し会」を開催した。

「とても感動しました。ファンの方と直接話したり、コミュニケーションを取る機会が今までなく、今回が初めてでした。やっぱり直接会って、思いを伝えていただけるってすごく感動して、胸がいっぱいになりました」。

2013年「ViVi専属モデルオーディション」でグランプリを受賞し、芸能界入り。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」など、ドラマや映画に多数出演してきたが、意外にもファンとの対面イベントは初めてだったという。

佐久間はドラマで演じる役によって、ガラッと印象を変える。「基本的にいただく役の方が、私よりメンタルが強いので」と自分でも笑って明かす。強い女性の役が多い印象だったため、どのような雑談から始めようかと考えていたが、そんな心配は杞憂(きゆう)だった。

インタビュー部屋に入ってきてから、おっとりとした人柄がにじみ出ており、温かい空気が彼女の周りには流れていた。受け答えの際もゆっくり時間をかけ、自分の言葉で話してくれた。細かいニュアンスの確認をすると、こちらが納得できるまで説明をしっかりしてくれた。

インタビューで一番印象に残っているのは、来年どんな1年にしたいかと聞いた際に、開口一番「楽しかったらいいな~」と答えたことだった。その時の言い方や、うそのない表情が忘れられない。

独特な世界観をもち、唯一無二の女優になりつつある。次回作の構想を聞くと「ドバイで撮影してみたい」と答えた。「奥山(由之)さんが、現実的なところとファンタジーみたいな部分がまざり合っていて、おもしろい国だと思うとおっしゃっていました。そういうところに私も興味があるので」。個人的には、佐久間セルフプロデュースの写真集が見てみたい。【佐藤勝亮】