NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の29日に放送された第21話の平均世帯視聴率が16・1%(関東地区)だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第19話の17・2%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、稔(松村北斗)の戦死の知らせを聞いて半月が過ぎても安子(上白石萌音)は涙が枯れ果てるまで泣き暮らした。るいの成長が安子にとっての心の支えだった。落ち込んでいる安子を勇(村上虹郎)は気にかけ続けていた。そんな中、稔の死を受け止めることができない美都里(YOU)は「あんたのせいじゃ。あんたが稔の人生をそそのかしたんじゃ。あんたは疫病神じゃ」と安子にひどくきつく当たるようになっていった。そして美都里は雉真家から安子を追い出すように千吉(段田安則)に話を持ちかけた。安子の身を案じた千吉は子供を雉真家の養子として迎え入れての再婚を勧めるが、安子はるいと離ればなれになることを嫌い、話を断った。その夜、勇は安子にお金を渡し、るいを連れて雉真家から出て行くことをすすめた。