櫻坂46が10日、東京・日本武道館で、欅坂46からの改名再スタート1周年を記念する「1st YEAR ANNIVERSARY LIVE」を開催した。着実にステップアップした1年の集大成。6年半苦楽を共にした一期生、渡辺梨加(26)守屋茜(24)の卒業セレモニーも行われた。

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終盤の「Buddies」で、グループ最年少の山崎天(16)は「今日から櫻坂46は2年目に入りました。もっともっと大きなグループになって皆さんに恩返ししていけるように頑張りますので、これからも一緒に坂道を駆け上がってくれますか?」と尋ね、拍手を浴びた。「ありがとう~!」と笑顔で絶叫した。

冒頭1曲目から4月発売のセカンドシングル「BAN」をパフォーマンス。本編ラストで昨年12月発売のファーストシングル「Nobody’s fault」、さらに今年10月発売のサードシングル「流れ弾」で激しいダンスを披露した。衝撃の改名から1年。確かに世に送り出した、渾身(こんしん)のシングル3曲。365日の軌跡と成長を体現した。

欅坂46は15年8月の結成以来、さまざまな理由でメンバーがそろわず、公演の中止や、思うように作品リリースができない時期もあった。多くの出来事を乗り越えての今がある。今ライブからは結成時からグループを支え続けた功労者の小林由依(22)も復帰し、メンバー全員がそろった。

キャプテン菅井友香(26)は「こうしてみんなの笑顔が増えた1年になって、よかったなって思います」と笑った。「1年前の選択が間違っていなかったと思っていただけるように、目の前の道を進み続けるしかないです。たくさんの方に愛を返していきたいし、もっと大きな『櫻』を咲かせたい。美しく咲き誇れるグループを目指して頑張ります」と誓った。【横山慧】