21年12月24日に公開されたアニメ映画「劇場版 呪術廻戦0」(朴性厚監督)が、3日までの11日間で興行収入(興収)58億7306万4900円、動員431万4027人(全国418館、IMAX39館含む)を記録した。

4日、配給の東宝が発表した。公開から3日間で興収26億9412万8150円、動員190万8053人と、ロケットスタートを切っていたが、その後の8日間で32億円を積み上げた。

集英社「週刊少年ジャンプ」掲載の漫画が原作で、東宝が配給したアニメ映画の大ヒット作としては、20年10月16日に封切られ、興収403億円を突破した「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が記憶に新しい。「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は、初日から3日間で興収46億2311万7450円、動員342万493人を記録。公開10日目には、1週間で興収61億円を積み重ねて興収107億5423万2550円、動員798万3442人を記録し、史上最速で興収100億を突破した。それまでの興収100億突破の最速記録は、宮崎駿監督の01年のアニメ映画「千と千尋の神隠し」の25日で、19年ぶりに15日間も更新した。

日本映画史に残る興収、大ヒットを記録した「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」と比較し、「劇場版 呪術廻戦0」は、その約50%強の成績だが、まだまだ勢いは続いており今後、ロングラン上映で、どこまで迫れるか、期待がかかる。