21年12月24日に公開されたアニメ映画「劇場版 呪術廻戦0」(朴性厚監督)が、10日までの18日間で興行収入77億1408万4650円、動員567万1950人(全国418館、IMAX39館含む)を記録した。配給の東宝が11日に発表した。公開からの3日間で興収26億9412万8150円、動員190万8053人、3日までの11日間で興収58億7306万4900円、動員431万4027人を記録。そこから1週間で興収19億円弱、動員では135万強、伸ばした。

「劇場版 呪術廻戦0」は、2018年(平30)3月から「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載中の、芥見下々氏の漫画「呪術廻戦」シリーズ初のアニメ映画作品。テレビアニメシリーズは20年10月2日からTBS系で放送(金曜深夜1時25分)しているが、今作はテレビアニメシリーズの前日譚。「週刊少年ジャンプ」の増刊「ジャンプGIGA」で2017年(平29)に連載された、芥見氏初の連載漫画「呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校」、通称“0巻”を映画化したことで注目されている。幼少の頃、幼なじみの祈本里香(花澤)を交通事故で目の前で失った乙骨(緒方)は、怨霊と化した里香の呪いに苦しみ、慈雲の死を望んだが最強の呪術師・五条によって呪術高校に迎え入れられ「僕は呪術高校で里香ちゃんの呪いを解きます」と誓う物語。

原作は12月25日発売の18巻でシリーズ累計発行部数6000万部を突破。映画の興収も、大台の100億円まで23億円に迫った。