フジテレビ系連続ドラマ「ミステリと言う勿れ(なかれ)」(月曜午後9時)で初の“月9”主演を務めている俳優菅田将暉(28)を取材し、現場に入れていた「差し入れ」について聞いた。

菅田は「コロナもあったので、あんまり頑張れなかった」と前置きしつつ「でもいろいろしましたね。甘いもの多めで。それぞれ、共演者の好きなものとかを聞いて回りながらいれるわけですけど、(伊藤)沙莉ちゃんが、『フライドポテトが好き』って言ってきて(笑い)。いやそれ、どうやって入れればいいんだって(笑い)。考えて、考えて、ポテチをあげましたね」と撮影裏側の「差し入れ」エピソードを教えてくれた。

それともうひとつ、菅田が恒例で行っている“差し入れ技”があるといい、「スタッフTシャツとか、スタッフパーカーをたくさん作るんです」と明かした。インタビューでは、公言している「古着好き」に触れながら「古着の買い付けを旅行がてらして、それを卸す場所があって、っていうのは先の展望でありますね」と話していた。

だが、「Tシャツ、パーカーづくり」において、「毎度出てくる問題がある」といい、悩みを明かした。

「最初にグッズ屋さんとかボディ屋さんにお願いをするんですけど、毎度、在庫があるか、ないかが問題になる。グレーのパーカーを100作りたい、ってなった場合は、グレーのボディが100ないとグレーができないんで。ある物でやるしかない。あの作業が毎回ちょっと大変なんです(笑い)。だったら、自分の好きな形で、ボディを作っておける状態があれば、『楽だよな』みたいな。そういうことは結構思いますね」。

問題が起きる中でも、いろんなことを考えながら作るのは「楽しい」という。「思い出にもなるし、どうせだったら普段も着れるものをあげたいし…。でも、ただ『あげたい』『あげたい』だったら赤字にもなるから、そうなると『どうしよう』みたいな(笑い)。じゃあ、日常的に通販でも買えるようにした方がいいのかな、とか。最近はそんなことをぐるぐる考えています」。

俳優だけでなく、趣味の「服」を仕事にしていく日も近いかもしれない。【三須佳夏】