お笑いコンビ、鬼越トマホークの坂井良多(36)と金ちゃん(36)が12日、東京・池袋シネマ・ロサで行われた映画「西成ゴローの四億円」の舞台あいさつにMCとして出席し、登壇した上西雄大監督(57)、山崎真実(36)に毒舌トークを浴びせて盛り上げた。

イベント終盤に、トークセッションの締めをめぐって2人がお決まりのけんか芸を始めると、まずは仲裁に入った山崎に坂井が「お前どうせなら(映画で)全部脱げよ!」と一言。山崎はうなずきながら「みなさんの意見を代表して言ってくださったんだと思います」と理解を示した。

山崎はグラビアなどでも活躍しており、鬼越の2人も映画でのお色気シーンに期待していたという。背中があらわになるシャワーシーンなどはあったが、金ちゃんは「監督、もっと踏み込んでも良かったんじゃないでしょうか」と不満顔。山崎によると、肌の露出に関しては上西監督から撮影前に入念な説明と確認があったといい「『言っている以外のことは絶対にさせないので』とすごく言われて。グラビアでは事前の話と違うこともたまにはあるので。そういう過激なシーンも安心して撮影できたのは本当に感謝しています」と振り返った。

その後も再びけんか芸を繰り広げ、最後は坂井が、役者としても主演を務めた上西監督に「お前、出演者の中で一番華ねえぞ!」と毒舌を浴びせた。しょんぼりする上西監督に「華のなさが西成ゴローの良さですけどね」と必死にフォロー。役者と監督を兼ねるようになり、オファーが届きづらくなった上西監督の現状も紹介し「まだ役者としてもいろいろとやりたいそうなので。ぜひ華のない役を」と呼びかけて笑いを誘っていた。

けんか芸のほか、トークでは山崎がインタビューなどで「幸薄女優」と紹介されていることなどもぶつけた。これについて山崎は「20代の頃はイメージが定まらなかったので、不幸とか幸薄とかイメージがつくのは役者としてはありがたい」と受け入れつつ「そんな顔していますかね?」と逆質問。坂井からは「さっき楽屋入った時からどよんとしていた。哀愁が漂っている」と指摘され、「(劇場のある)池袋西口の町がすごく合っているなと思う」と言われる始末に。山崎は苦笑いを浮かべつつ「池袋を遊び場にします」と返して笑わせていた。