KinKi Kids堂本光一(43)が5日、東京・帝国劇場で、主演ミュージカル「Endless SHOCK」の撮影に臨んだ。9日から無観客配信され、翌10日からスピンオフ作品「Endless SHOCK -Eternal-」を同所で有観客上演する。ハードな2作同時製作を「全部俺のせい」とジョークを飛ばしながら貪欲に突き進んでいる。

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堂本は「ありえないくらいのスケジュールです」と打ち明けた。「今日の撮影が終わったら、『-Eternal-』の仕込みをして。スタッフは大変です。みんな、てんやわんやで。誰がこんなことをしようと言い出したのか…」とボヤくと、Sexy Zone佐藤勝利(25)から「座長です!」とツッコまれた。「全ては俺が悪いです。それでもやらせてくれて、本当にありがたい」と笑顔で感謝した。

本来1作品のために使う1カ月の稽古期間で、ハードな2作同時製作進行となった。今月2日から4日まで「Endless SHOCK」本編のリハーサルを行い、5日に終日かけて撮影。その後「-Eternal-」仕様にステージのセッティングを変え、8日から舞台稽古を行い10日に初日を迎える。

00年11月から続く「SHOCK」シリーズ史上、2作同時製作は初めて。堂本はギリギリまで本編有観客上演の可能性を模索したが、コロナ禍では難しい演出があるため断念。「-Eternal-」初日公演前日の無観客配信が決まった。「ゲネプロ(最終通し稽古)もやっていない。みんなが無理してくれている。その無理を可能にしてくれたことにまず感謝しなきゃいけない」と力を込めた。

「SHOCK」生みの親で、19年に87歳で死去したジャニー喜多川氏からは、愛のムチのようなムチャ振りを数多く受けてきた。「やっぱり“ドM”なんですよね。追い込まれないとダメなんです」と頭をかくと、佐藤から「ジャニーさんのDNAを受け継いでいるから…」と指摘された。さらに佐藤から「僕も、稽古の途中から追い込まれるのが快感になって来ました」と告白され、「やったね! こっちの世界に来たね!」と大喜びだった。【横山慧】