23年のNHK大河ドラマ「どうする家康」の出演者発表会見が15日、オンラインで行われ、主演する嵐の松本潤(38)、共演の大森南朋(50)山田裕貴(31)杉野遥亮(26)板垣李光人(20)音尾琢真(46)広瀬アリス(27)山田孝之(38)松重豊(59)が登壇した。

この日は家康とともに苦難を乗り越える“チーム家康”の面々が発表された。家康を演じる松本は「家康はたぬきおやじのイメージが一面としてはあるけれど、時代に翻弄(ほんろう)されたか弱きプリンスでもある。家臣団に支えられながらどう江戸を作っていくのかを描けたら」と意気込み。「三傑の1人をやるという意味では常にプレッシャーはあります」と緊張感を明かしつつ、「こんなチームを作れたらいいねと思ってもらえるチーム作りができたら」と語った。

この日が“チーム家康”の初勢ぞろいとなった。会見前には大森、音尾から「食事係」に任命されたといい、松本は「この長丁場、皆さんにどれだけおいしいものをプレゼントできるかを考えて、そのためにやっていこうと思う。私のギャラは全てそこに行きます」と宣言。「ごちそうさまです!」とキャストから歓声を浴びると、「みんなで楽しく過ごせるように、スタッフの皆さんも含めてお世話していけたら…いける“部分”はやっていきたい」と強調して笑わせた。

酒井忠次を大森、本多忠勝を山田裕貴、榊原康政を杉野、井伊直政を板垣、鳥居元忠を音尾、於愛の方を広瀬、服部半蔵を山田孝之、石川数正を松重が演じる。

杉野と広瀬は大河ドラマ初出演となる。

古沢良太氏が脚本を手がける62作目の大河ドラマ。最も有名な戦国武将の1人である徳川家康が、個性派ぞろいの家臣団に囲まれながら数々のピンチを乗り越えていく姿を描く。