なにわ男子の道枝駿佑(19)主演の日本テレビ系連続ドラマ「金田一少年の事件簿」(日曜午後10時半)第2話の前編が8日、放送され、世帯平均視聴率が6・2%(関東地区、速報値)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は3・6%だった。

第1話は世帯7・8%、個人4・5%。4月23日に発生した北海道・知床での海難事故を受けて第2話の放送を延期し、代替で5月1日に放送された堂本剛主演の同作第2シリーズ「悪魔組曲殺人事件」(96年7月13日放送)は世帯5・0%、個人2・9%だった。

同作は週刊少年マガジン連載の同名大人気漫画を原作とした謎解きミステリー。今回が95年の初放送から5度目の新作。5代目金田一一(はじめ)を道枝が演じている。

第2話は海に囲まれた孤島で起きた殺人事件を題材としていたことから放送を延期されており、今回が2週間ぶりの本編。剣持警部(沢村一樹)の趣味のフィッシングツアーに、一(道枝駿佑)と美雪(上白石萌歌)、そして佐木(岩崎大昇)も参加することになった。向かった先は不気味な音が鳴り響く聖恋島。それは、ギリシャ神話に登場する海の怪物「セイレーン」の鳴き声だといわれているらしく、その声に惑わされた人間を海に引きずり込んで食い殺すという。

その夜、ツアー客全員が、参加者の1人、寒野医師(高橋ユウ)から呼び出しの手紙をうけとる。彼女は同じ病院勤務の影尾教授(佃典彦)や、医療機器の営業マンである伊豆丸(小市慢太郎)たちと一緒に来ていた。ツアー担当の凪田(吉谷彩子)は以前からその病院の医師達を知っていたようだが、なぜか避けるような態度を見せていて…。