「ベストオブティーン2022日本大会」が5月5日に都内で初開催され、5位に入賞した井口紗菜さん(浜松開誠館高3年)がこのほど、日刊スポーツの取材に応じた。静岡県代表として出場。「グランプリを獲得できず、残念でしたが、いろいろな体験をさせてもらい、楽しかったです」。大会後には、たくさんの人から祝福されたという。「改めて周囲に支えられていると実感しました」と力を込めた。

高校生を対象にした同大会は、知性や感性、人間性、健康美などを兼ね備えることが選考の基準。3回のリモート審査で県大会を通過した15人が、ダンス、ウオーキング、スピーチを披露した。井口さんは、4歳から15歳まで、都内の芸能事務所に所属。週末は月2~3回のペースで演技や歌のレッスン、撮影などで東京まで通った。県大会を振り返り、「持てる力を出し切った。子供のころの経験が生きた」と話した。

将来の夢は「芸能を通じて、世界の舞台で活躍したい」と目を輝かせる。今後は、各種のオーディションを受験。外国語大学に進学し、英語と韓国語を学ぶプランを持つ。国際派タレントとしての飛躍が期待できそうだ。【山口昌久】

◆井口紗菜(いぐち・さな)2004年(平16)5月4日、浜松市生まれ。浜名小-浜名中-浜松開誠館高。4歳から子役として活動。ドラマ、映画、CMなどに出演。高校では「SDGs部」に所属。環境に配慮し、マイボトル運動などを行った。好きな芸能人はBTS(防弾少年団)。趣味は読書(ミステリー小説)。特技はダンス。家族は両親と兄。身長164センチ。血液型A。