檀れい(50)が4日、都内で、水谷豊(69)監督作の主演映画「太陽とボレロ」公開記念舞台あいさつに、共演者と出席した。

水谷による3作目の監督映画。解散が決まった地方都市のアマチュア交響楽団「弥生交響楽団」をめぐる、小さな奇跡を描く。

檀は、楽団創設者の花村理子を演じる。コロナ禍による1年の撮影延期を経て公開となり「本当にたくさんの方が足を運んでくださって、胸がいっぱいです。ありがとうございます」と感無量の表情。目にうっすら涙を浮かべると「弥生交響楽団の愉快な仲間たちと1年ぶりに会えたこと、皆さんの前でそろえたことをうれしく思います」とあいさつした。

この日は楽団メンバーを演じた町田啓太(31)森マリア(22)田口浩正(54)ら主要キャストが勢ぞろい。水谷監督の希望により、劇中では全員が吹き替えなしで演奏に挑戦した。出演者が練習する様子を見ていた檀は、クライマックスで演奏するボレロのシーンに感動し「さすが弥生交響楽団、立派!と思いました」と楽団員に拍手。水谷は「モニターの前で見ていましたが、やられました。撮影していることを忘れる状態でした」と奮闘に感謝した。

また、作品のキャッチコピー「ライフ・イズ・ミラクル」にちなみ「身の回りで起きた小さな奇跡」について聞かれると、檀は「お天気だったり、急な変更が功を奏したり。『太陽とボレロ』という作品が小さな奇跡の集まりだと思います」。町田も檀と同意見で「”雨待ち”の時も、水谷さんが『ちょっと待ってて』と目を閉じると、雨がやむんです」と水谷の不思議な力を明かした。

森も「”雨を操れる男”とお聞きしました」と続くと、水谷は「本当なんですよ!」と客席に猛アピール。「雨を降らせることもできるんですよ?」とジョークも飛ばしていた。

石丸幹二、永岡佑、梅舟惟永、木越明、高瀬哲朗、藤吉久美子、田中要次、六平直政、河相我聞、原田龍二も登壇した。