9日に放送された、女優土屋太鳳(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜午後10時)第8話の平均世帯視聴率が5・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが10日、分かった。初回から7・3%、6・1%、5・7%、4・8%、6・0%、6・3%、5・3%だった。

平均個人視聴率は2・8%だった。初回から4・0%、3・3%、3・2%、2・8%、3・3%、3・5%、2・8%だった。

土屋演じる篠原佐都は、母と東京の下町で営む大衆食堂「まんぷく屋」の看板娘。江戸時代から400年以上続く名家で、不動産事業を手がけ莫大(ばくだい)な資産を有する深山一族の当主・深山圭一(石橋凌)の次男・深山健太(松下洸平)からプロポーズされ、受け入れる。健太は深山家の跡継ぎに指名されている。

身分の違いを理由に深山家の親族からは猛反対されるが、佐都は純朴で庶民的な健太を信じて、駆け落ち同然に結婚する。深山家の旧態依然とした上流社会ならではのしきたりに反発する佐都だが、健太の「深山家を普通の家族にしたい」という願いを知り、深山家に入って戦うことを決意する。

原作は講談社「Kiss」で連載中の、こやまゆかりさん作の同名コミック。

第8話で、佐都は健太との子供を身ごもる。2人から報告を聞いた圭一は喜ぶが、彼にはある思惑があった。それは、健太と秘書の立花泉(佐々木希)を結婚させ、佐都を深山家から追い出すこと。その思惑は環境大臣に就任した泉の父・立花隆(篠井英介)とも一致。深山家と立花家を強く結びつける2人の計略は実行に移され、泉も健太に積極的なアプローチを開始する。

圭一は佐都に、生まれた子供とともに深山家から出ていくよう厳命する。佐都は抵抗するが、話を聞いた母の篠原良恵(石野真子)は、これ以上娘をバカにするなと激怒。良恵は駆けつけた健太に、佐都と別れて欲しいと頭を下げる。

それでも、2人がお互いを思い合う気持ちは変わらない。健太は良恵に会い、自分がもっと強くなり佐都と子供を守ると宣言。そんな健太に良恵は、絶対に負けないことを約束させる。

同じ頃、泉が佐都の病室を訪れる。健太と別れるよう促す泉に、佐都は絶対にギプアップしないと言い、彼女を追い返す。そんな2人のやりとりを、ちょうど佐都の見舞いに来ていた深山家の三男の大介(渡邊圭祐)が聞いてしまった。