坂本昌行(50)が舞台「凍える」(10月2日初日、東京・PARCO劇場など)に主演する。98年に英国で初演したヒューマンサスペンスで、幼少期に受けた虐待で疾病を患い、児童に執着し殺人を繰り返してしまう難役に挑戦する。

10歳の少女ローラが行方不明になって20年後、坂本演じる連続児童殺人犯ラルフが逮捕される。20年間愛する娘の生還を信じ続け、娘の死を知らされた今も現実を受け入れることができないローラの母ナンシーを長野里美(60)、ラルフと向き合う精神科医のアニータを鈴木杏(35)が演じる。それぞれ対峙(たいじ)した3人の絶望や悲しみ、憎悪、時間が再び動きだす様子を描く。栗山民也氏が演出を手掛ける。

坂本は「普段の生活では、なかなか起こり得ない、また、センセーショナルな内容ですが、非常に考えさせられる舞台になっています」と説明。22年ぶりに立つPARCO劇場の舞台で「今までに演じたことのない役」に挑む。「ラルフという人間になった時に、どのように気持ちが動いてどのようになってしまうのか、僕自身楽しみですし、心も体ものめり込んでいけたら」と意気込んだ。