草なぎ剛(48)が10日、都内で、映画「サバカン SABAKAN」(金沢知樹監督、19日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。

80年代の長崎を舞台に、少年2人のひと夏の冒険を描いた作品。尾野真千子(40)竹原ピストル(45)演じる夫婦の息子が主人公で、草なぎは、少年が大人になった役どころ。「2日間の撮影でした。真千子ちゃんと会えるかなと思ったけど、お帰りになった後だった。真千子ちゃんとは2回夫婦役やってるので、竹原さんに嫉妬心もありますけど」と笑わせた。

もし小学生に戻れたら? と聞かれ、尾野が「本当は戻りたくないけど、戻れるなら、あの時捨ててしまった牛乳を飲んどきゃ良かった」と言うと、草なぎは「真千子ちゃんはそのコンパクトな感じがいい。真千子ちゃんって呼べなくなっちゃう」。

草なぎは、金沢監督がTBS系「半沢直樹」の脚本を書いたことや、フジテレビ系「あいのり」に金ちゃんとして出演していたことなどを次々に話し「監督は天才なんです。いろんな経験が相まって、今、波が来てる。周りに面白い方がたくさんいる中で、発想力でこういう作品が書ける」とベタ褒めした。

11年に亡くなった俳優原田芳雄さんの孫、原田琥之佑(こうのすけ、12)は主人公の友人役。撮影を「初日からガックガクで、ずっと緊張していました」などと話した。主演の番家一路(12)は新型コロナウイルス感染のため欠席し、手紙でメッセージを寄せ、19日の初日舞台あいさつの出席を約束した。