嵐の二宮和也(39)が11日、都内で、主演映画「TANG タング」(三木孝浩監督)初日舞台あいさつに出席し、故いかりや長介さんの教えを明かした。

ダメ男と記憶をなくしたロボットの冒険を描く。物語にちなみ「君となら大丈夫」という存在を聞かれると、二宮は「一緒に仕事をしてくださる人たち。若い頃に先輩から『一緒に死んでくれる人を探しなさい』と教わって生きてきた」と話した。「この作品で君と死んでも構わない、という人を見つけなさい」とも言われたといい、自身を顧みて「僕は人の運というものに誇るべきものを持っていると思う」と胸を張った。

「誰の言葉か」との問いには、ドラマ共演した、いかりやさんの名前を挙げ「最近ようやく分かってきた。出会いに感謝して、次の出会いもよかったらいいなと思います」と笑った。

イベントでは、原作の英作家デボラ・インストールから「二宮さんの演技はパーフェクトでした」などとコメントを寄せられ、「いい酒が飲めそう」と満足げだった。満島ひかり、市川実日子、小手伸也、奈緒、かまいたちの山内健司と濱家隆一、景井ひな、武田鉄矢、三木監督も登壇した。