野球の独立リーグBC・栃木に所属する、お笑いコンビ、ティモンディの高岸宏行（29）が14日、栃木県総合運動公園で行われた埼玉武蔵戦で、初登板・初先発を果たした。2回を52球、被安打3、5四球、3失点でマウンドを降りた。最速は140キロ。チームは4－4の引き分けに終わった。

元巨人内野手の栃木・寺内崇幸監督は高岸の投球について「長くて3回を投げてくれればと思っていたので、2回を投げきったことが良かったです」とたたえた。今後については「長くプレーしてほしい」と話した。

ロッテやヤクルトで活躍した成瀬善久選手兼投手総合コーチは、「想定内でした。思った以上に気持ちが高ぶっていたので、けがだけはしないようにして欲しいと思っていました」。1回のピンチでは高岸に駆け寄って声を掛けたが「『大丈夫？』と聞いたら、意外と冷静でした」と明かした。そして「クリーンナップに対して投げることが出来たのは良い兆しが見えたと思います」と評価した。