米俳優ウィル・スミス(53)の妻で女優のジェイダ・ピンケット・スミス(50)が14日、米国の「ハゲは美しい日」を祝してインスタグラムに自身の頭をそり上げた写真と共に「髪のないすべての兄弟姉妹たちへ。ハゲは美しい日、おめでとう」と投稿した。米国では13日はハゲであること美しいとたたえる日として知られる。

ピンケット・スミスは、2018年に脱毛症であることを公表し、自身がホストを務める番組で病気との闘いについてオープンに語り、同じ悩みを持つ人々を勇気づけてきた。脱毛症に悩んで丸刈りにしたピンケット・スミスの髪形は、今年3月のアカデミー賞授賞式で起きた夫スミスがクリス・ロックを平手打ちした事件をきっかけに世間の注目を集めていた。ロックが、ピンケット・スミスの髪形をネタにしたことに激高したスミスが起こしたビンタ事件は世界に大きな衝撃を与えたが、ロックは脱毛症を患っていることは知らなかったと言われている。

ピンケット・スミスは、事件を受けて授賞式の2日後に「今は癒やしの季節。私はそのためにここにいる」とインスタグラムに短いメッセージを投稿していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)