俳優宮沢氷魚(28)が16日、都内で、10月7日に2作同日公開される映画「僕が愛したすべての君へ」(松本淳監督)と「君を愛したひとりの僕へ」(カサヰケンイチ監督)のトークイベントに登壇し、初アフレコを振り返った。

通称「僕愛」こと「僕が愛したすべての君へ」と「君愛」こと「君を愛したひとりの僕へ」は、"並行世界"を行き来することができる世界で、ひとりの少年がそれぞれの世界の別々の少女と恋に落ちるラブストーリー。

16年に刊行された乙野四万字氏の同名小説では、独立するが2作読むと世界が交差して、お互いの世界を支え合うことに気付く斬新な設定が話題となった。

同作でアフレコ初挑戦となった宮沢は2作を約5日で収録し「自分の声が絵に負けてしまうので普段芝居するボリュームより大きく出す調整は大変でした」と話し「どんどんわかってきたので部分的に上達している部分を気にしながら見てほしいです」とアピールした。

両作で違う人生を送る2人の主演・暦を演じ「1つの選択で今の僕たちも成り立っていると思うので、それをかなり気を付けました」と振り返った。

また「僕愛」で主題歌を担当した須田景凪、「君愛」で主題歌を担当したバンドSaucyDogに対し、宮沢は「想像の何倍もの色鮮やかさのある絵が生まれて、音楽の力ってあるんだなと、自然と笑顔になる楽曲に感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔でお礼した。

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