演歌歌手辰巳ゆうと(24)が18日、東京・中延の蛇窪神社で行われた「蛇窪祭」で、デビュー5周年記念シングル「雪月花」のカップリング曲「夢巳橋」などを歌唱した。同曲は境内にある橋が舞台になっている。

台風14号の影響で朝から悪天候にもかかわらず、大勢の参拝客が特設ステージ前につめかけた。そして、辰巳がステージに立つ直前、雨はやんだ。「今日は蛇窪神社さんの例大祭に呼んでいただけて大変光栄です。皆さんが晴れ男、晴れ女で、こうして雨が上がったので、皆さんに楽しんでいただけるよう1曲、1曲、心を込めて歌わせていただきます」とあいさつした。そして「下町純情」「夢巳橋」「純情太鼓」「雪月花」の4曲を熱唱すると、再び雨粒が落ちだした。

お祭りでのステージは3年ぶり。「蛇窪神社のご神体の白蛇さんが見守ってくださっている中で歌わせていただけたのは、また格別な気持ちです。お祭りのステージで歌わせていただくのは久しぶりでしたし、お祭りにしかない雰囲気、空気感の中で夏の風物詩を感じながら歌わせていただけてすごく楽しかったです」と笑顔を見せた。

小さいころからお祭りが好きだったという。「(地元の)大阪では今日が『岸和田だんじり祭り』の日ですが、僕自身も中高校生の時は『だんじり祭り』に参加して、おみこしを担いだりしていましたので、今後もお祭りのステージに呼んでいただけたらうれしいですね」と願った。

辰巳はツイッターでも「ありがとうございました! お祭りはやっぱり最高です。夏の思い出になりました! 『夢巳橋』の歌詞にも登場する花手水がとてもキレイでした」と報告した。

21日には大阪・新歌舞伎座で、10月1日には東京・渋谷区文化総合センターでデビュー5周年記念コンサートを開催する。