英国のヘンリー王子(38)の妻メーガン妃(41)が、エリザベス女王の国葬終了後に義父であるチャールズ国王と1対1での面談の機会を持つことを求めていることが分かった。2020年にヘンリー王子と共に公務から退き、米国に移住した妃は、女王の葬儀終了後にいち早く2人の子供たちが待つカリフォルニア州の自宅に戻ることを希望していると伝えられているが、その前にチャールズ国王と話し合う機会を求める公式書簡を送ったと米NBCニュースなどで活躍する王室リポーターのニール・ショーン氏が自身のYouTubeで明かした。信頼できる筋からの話だとしており、「妃の自信を称賛しなければならない」と述べている。

一方、実現の可能性については、「正直なところ、どうなるか分からない」と述べ、メーガン妃の要求が受け入れられるかどうかは不明だと話している。メーガン妃が王室で受けたと主張する人種差別的な発言やメンタルヘルスの問題に適切に対処しなかったことなど「話し合うべきことは確かにたくさんある」と話し、「誤解を解き、過去の過ちから権利を引き出し、この2年間に夫妻が行ってきたことの背後にある論理的根拠の一部を説明する機会になるだろう」と述べている。

19日にロンドンのウェストミンスター寺院で行われた国葬とその後の埋葬式に参列した夫妻は、その夜は米国には戻らずにウィンザーの自宅で過ごしたと伝えられている。一方、チャールズ国王とカミラ王妃は葬儀の翌日にスコットランドに向かったことが伝えられている。英国民の服喪期間は国葬当日で終了したが、王室メンバーには26日までさらに1週間喪に服すことをチャールズ国王は求めており、自らは8日に死去した女王が最期の時を迎え、生前最も愛したとされるバルモラル城で静かに女王の死を悼みながら過ごすものとみられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)