英ロンドンのウェストミンスター寺院で19日に行われたエリザベス女王の葬儀に参列したヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻が20日、米国に帰国したことが分かった。

葬儀の翌日に民間機でロンドンを出発し、ロサンゼルス国際空港に到着したと米ニューヨーク・ポスト紙が報じた。

ロサンゼルス空港では夫妻の姿は確認されていないが、2人を乗せたとみられる夫妻の黒のSUVが空港を後にする様子がキャッチされた。

慈善団体のイベントに出席するため今月4日から数日の予定で英国を訪問していた夫妻は、8日に女王が死去したことを受け、葬儀に参列するため帰国を延期していた。夫妻はカリフォルニア州サンタバーバラ郊外の自宅に2人の子どもを残してきたことから、早期の帰国を望んでいると伝えられていた。

19日に葬儀が終了し、英国民の服喪期間が終わったことから、翌日に帰国の途についたものとみられる。チャールズ国王は、英王室メンバーには、26日までさらに1週間喪に服すよう求めていた。

メーガン妃は、帰国前に義父チャールズ国王と「1対1」での面談を求める公開書簡を送ったと伝えられているが、それが実現した可能性は低そうだと同紙が伝えている。

英国滞在中は、葬儀に関する一連の儀式に参加したほか、10日にはウィンザー城外で確執が取り沙汰される兄ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃と4人で公の場に登場して話題にもなった。

ヘンリー王子は年内に回顧録を出版予定で、これが新たな火種となる可能性があるほか、米人気司会者オプラ・ウィンフリーとのインタビュー第2弾もうわさされており、今後の2人の動向から目が離せそうにない。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)