女優寺島しのぶ(49)、俳優豊川悦司(60)が4日、大阪市内で行われた映画「あちらにいる鬼」(廣木隆一監督、11日公開)の舞台あいさつに出席した。

同映画は、直木賞作家、井上荒野氏の傑作小説を映画化。井上氏の父・光晴さんと妻、昨年11月に亡くなった瀬戸内寂聴さんをモデルに男女3人の特別な関係を描いた。

寂聴さんをモデルとした主人公を演じた寺島は「3人の人間関係はだれにもまねはできないし、他人がとやかく言うことでもない。3人の鬼ごっこのような感じです。鬼ごっこのルールを守っている人の話です」と説明した。

不倫をする夫役の豊川は「物語は40歳から始まるが、ちょっとオレではきついんじゃないかと返事をした。30年近い長さの話なので、キャラクター、関係性が変化していく。時代背景を含めて、ちょっと古い話だけど、楽しめると思う」と話した。

寂聴さんの秘書を務めた瀬尾まなほさんも舞台あいさつに登壇し「映画化をすごく楽しみにしていた。もしこの場にいたら『トヨエツはいい男よ』『寺島さんはすごい女優よ』。きっとそう言ったと思う」と亡き寂聴さんの気持ちを代弁した。