俳優吉沢亮(28)主演フジテレビ系連続ドラマ「PICU(ピーアイシーユー) 小児集中治療室」(月曜午後9時)の第8話が28日に放送され、平均世帯視聴率が8・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが29日、分かった。

初回から10・3%、7・5%、9・2%、9・1%、7・5%、8・4%、8・3%だった。

平均個人視聴率は4・9%だった。初回から6・1%、4・3%、5・3%、5・2%、4・3%、4・9%、4・7%だった。

この日、サッカー・カタールW杯「カメルーン対セルビア戦」中継のため、通常より10分遅くスタートした。

吉沢のドラマ出演は、昨年主演したNHK大河「青天を衝け」以来。PICUはPediatric Intensive Care Unitの略で小児専門の集中治療室。15歳以下の子供を対象の“子供のためのICU”だ。吉沢が演じるのは北海道で生まれ育った、27歳の駆け出しの小児科医・志子田武四郎(しこた・たけしろう)。幼いころに父親を亡くし、母親の南(大竹しのぶ)に女手ひとつで育てられた。丘珠病院に新設されたPICUに異動を命じられ、科長で小児集中治療のパイオニア植野元(安田顕)と出会った。

第8話では、“しこちゃん先生”こと武四郎ら丘珠病院のPICUスタッフは、VF(心室細動)を起こした小松圭吾(柊木陽太)くんの処置にあたる。圭吾くんには、一刻も早く補助人工心臓を植え込む手術が必要だが、感染症が治らなければそれも難しい状態だった。武四郎たちは感染症の原因をいまだに特定できていなかった。

そんな折、丘珠病院に10歳の小学男児2人が公園で倒れているとの連絡が入る。救命医の東上宗介(中尾明慶)は、ふたりが倒れていた公園が丘珠病院から5分ほどの距離であることから、救急車で搬送するよりドクターカーで現場に直行した方が早いと判断し、武四郎、矢野悠太(高杉真宙)らとともに現場へと向かう。

武四郎たちが公園に到着すると、そこには2人の少年が倒れていた。矢本大輝くんには意識があったが、後藤光くんは心停止していた。