昨年の「NHK紅白歌合戦」に初出場した、多国籍5人組ガールズグループ、LE SSERAFIM(ル セラフィム)が25日、都内で、日本デビューショーケースを行った。

中央の巨大スクリーンから5人が登場すると、ピオナ(ファンの通称)から大きな拍手が送られた。一糸乱れぬダンスで「Blue Flame-Japanese ver.-」をパフォーマンスした。

日本人メンバーのKAZUHAは「昨日は今日のことを考えると緊張と期待でワクワクして、なかなか眠れませんでした。今日のために一生懸命頑張って準備したので、みなさんに楽しんでいただければうれしいです」と呼びかけた。

日本で活動経験もあるSAKURA(宮脇咲良)は「私は日本でデビューした経験もあるんですけど、今日はもっと特別に感じられます。振り出しに戻ったようで不安も少しあるんですけど、ピオナのみなさんが応援してくれているので、ワクワクもしています」と喜んだ。

同グループは、IZ*ONE出身のSAKURA、KIM CHAEWON、そしてHUH YUNJIN、KAZUHA、HONG EUNCHAEの5人で構成。昨年5月に「FEARLESS」で韓国デビューし、日本をはじめ13の国と地域の「iTunesトップアルバムチャート」で1位を獲得し、いきなり世界を席巻した。

昨年10月に日本のライブイベントに初出演。以降、日本の音楽番組などで複数回パフォーマンスを披露してきた。HONG EUNCHAEは、最近覚えた日本語について「カードをお取りください」と答え、会場の笑いを誘った。好きな日本語については「何でこんなにおいしいの~」と渾身(こんしん)の演技とともに回答。キュートな姿に会場から拍手が送られた。

日本デビューを果たし、さらなる活躍が期待されている。HUH YUNJINは「日本デビューすることができて本当にうれしいですし、これからの活動が楽しみです。これからもピオナと一緒にいたいです。大好きだよー!」。リーダーのKIM CHAEWONは「(日本語で)私たちの堂々とした自由な姿をお見せしたいと思います。素晴らしい姿といい音楽をお届けできるように頑張りますので、楽しみにしてください」と呼びかけた。

ショーケースでは、「FEARLESS -Japanese ver.-」「Blue Flame -Japanese ver.-」をともに有観客で初披露。モンスター級の活躍を見せる新人ガールズグループが、待望の日本進出を果たした。

◆「LE SSERAFIM」(ル セラフィム) 「HYBE」と傘下レーベル「SOURCE MUSIC」が手がける、初のガールズグループ。“IM FEARLESS(私は恐れを知らない)”をアナグラム(文字の配列を変えることによって新しい単語や文章を作る遊び)方式により作られた名前。「世の中の視線に動揺することなく前に進む」という自己確信と強い意思を表している。