乃木坂46の鈴木絢音(23)が18日、公式ブログを更新し、加入10周年記念日の3月28日をもってグループから卒業することを発表した。同日卒業セレモニーを開催予定という。13年3月に加入した2期生最後の現役メンバー。1期生のキャプテン秋元真夏(29)も今月26日に卒業予定で、長年グループを支えてきた1期生、2期生全員が乃木坂46から去る。

「今日は皆さんにお伝えしたいことがあり、ブログを書きました。驚かせてしまったら、ごめんなさい」と切り出し、「3月28日をもちまして乃木坂46を卒業いたします。32枚目シングル(3月15日リリース)には、参加いたしません」と伝えた。「ずっとずっと前から卒業のことは頭の片隅にありましたが、大好きな乃木坂46とお別れするのが寂しくて、見て見ぬふりをしてきました」と経緯を明かした。

「人との関わりの中で生きることがこんなにも幸せなことだなんて、乃木坂46に入って、皆さんと出会わなければ気づけなかった思います」としつつ「でも、皆さんの優しさに甘えすぎてしまったみたいです。今の私は、孤独を感じるにも誰かを必要とするくらい弱い人間です。だから、未来を生きたいと願える強さが残っている今、前へと進む決心をしなくてはと、卒業を決めました」と説明した。

「3月28日には卒業セレモニーを開催させていただく予定です」と報告し、「どんなことが出来るかな、どんなことをしたら喜んでいただけるかな、とスタッフさんと話し合いながら、わくわくそわそわしています。お忙しいとは思いますが、最後に会いに来ていただけたら嬉しいです」と呼びかけた。

「最後に、大好きなメンバーのみんな、支えてくださったスタッフの皆さん、応援してくださった皆さん、たくさんの優しさと愛情をありがとうございました。卒業まで1か月程と残り少ない期間ではありますが、皆さんに恩返しができるように、精一杯頑張ります」とつづり、「これまでもこれからも 乃木坂46が大好きです」と締めた。

鈴木は秋田県生まれ。13年3月28日、乃木坂46の2期生オーディションに合格。18年8月リリースの21枚目シングル「ジコチューで行こう!」で初選抜入りを果たし、21年以降は選抜に定着。昨年7月に同期の山崎怜奈(25)が卒業して以降は、唯一グループに残った2期生として活動していた。

18年の「ナナマルサンバツ THE QUIZ STAGE」など舞台への出演も増え、昨年1月上演の「六番目の小夜子」では舞台単独初主演。また読書家で辞書好きでも知られ、来月7日には辞書を作る人々との対談集「言葉の海をさまよう」(幻冬舎)の発売も予定されている。

秋元、鈴木の卒業後乃木坂46は16年9月に加入した3期生が最も古株となり、4期生、5期生とともに活動していく。