脳科学者の茂木健一郎氏(60)が21日、ツイッターを更新。テレビ番組や教育分野における“日本病”について指摘し、「日本国民はますますバカになる」と警鐘を鳴らした。

茂木氏は、自身が考える“日本病”についてツイートを連投。そのひとつとして、まず「日本のお笑いは精神年齢の設定が幼い。社会の問題について、大人としてメタ認知を提供するという気概もインテリジェンスもない」と切り込んだ。

さらに「地上波テレビのレベル設定が低すぎる。タレント、芸人、アナウンサー、そして制作側のかもしだす『バカの壁』の気持ち悪さが全体を支配している。ガチで本気な知性をぶつける番組が増えないと、日本国民はますますバカになる」と、テレビ番組についてもバッサリ。

そのほかにも「小学生の頃から『偏差値』などという空疎な基準に縛られての塾通いは異常である」「エンタメのレベルが低すぎる。学芸会のようなものをファンが母親が子どもを見るように応援しているから、世界から相手にされない」と、“日本病”について列挙。「日本をふたたび輝かせるためには、いつわりのやさしさはいらない。ダメ出しする厳しい愛がなければ、この国はいつまでも立ち直れない。いい加減にした方がいい」と、まとめた。