米女優シャロン・ストーン(65)が、妖艶な演技でセックスシンボルとして大ブレークした米映画「氷の微笑」(1992年)が原因で子供の親権を失ったと明かした。

殺人容疑をかけられた作家を演じたストーンは、俳優マイケル・ダグラス演じる刑事から取り調べを受けるシーンでノーパンで足を組みかえる演技が話題となった。ポッドキャスト番組に登場したストーンは、04年に離婚したジャーナリストのフィル・ブロスタイン氏との間の長男の単独親権を求めた裁判で敗訴したのはこの役柄のせいだったと語った。

ストーンは裁判で判事が幼い息子に「あなたのお母さんがポルノ映画を作っていることを知っているか」と質問したことを明かし、システムによる虐待だと非難。「今はテレビ番組の中で普通に洋服を着ていない人が歩き回っている。なのに私はたった16秒ヌードになって親権を失った」と述べた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)