杏(36)が、米アカデミー賞のシャンパンカーペットを初めて歩いた。出演した米国・イタリア合作映画「私たちの声」の主題歌「Applause」が、歌曲賞にノミネートされたことを受けての参加で、自身が出演した劇中の7つの短編の1つ「私の一週間」を監督した、呉美保監督(45)と並んで取材エリアに登場した。

WOWOWの「生中継! 第95回アカデミー賞授賞式」のスペシャルゲストとして現地から中継を担当する、Sexy Zone中島健人(28)から「初めまして。初のシャンパンカーペット、いかがでしょうか?」と質問が飛んだ。杏は「本場に来られたのが本当に、とてもうれしい。今日は、すごい大事な1日になった」と感慨深げに語った。

2004年(平16)には、父の渡辺謙(63)が「ラスト サムライ」で助演男優賞にノミネートされ、レッドカーペットを歩いている。中島から「1度、お父さまが、ここを歩かれていますけど再び、自分が歩けたことは、どうお考えですか?」と聞かれると、杏は「約20年前なんですけれども、その時は、まさか、自分がいつか、ここに立てているのは想像もしていなかった。今日が最初の一歩なので、また、ここに戻ってきたいなというふうにも思っています。今回の私たちの映画は女性へのメッセージが、こもっている」などと答えた。

また、初対面の中島からは、日本テレビ系「ぐるぐるナインティナイン」(木曜午後7時56分)内のコーナー「ゴチになります!」に、ともに出演した先輩、後輩の間柄であるとの問いかけもあった。中島から話の流れの中で「こうして、お会いできると、ちょっと安心します。本当に、うれしいです。どちらかと言うと、僕は、ご飯を食べる日本のバラエティー番組の後輩なのでございます」と話を向けられた。杏は「ありがとうございます。私も、ちょっと安心しています」と笑みを浮かべた。中島の「なります!」との振りに、杏も「なります!」と応じた。

呉監督は「本当に夢のようです。まさか自分がここの場所に立てると思わなかった。ただ、ただ興奮しています」と感激した。そんな2人に、中島も「まぶしい後ろ姿を見たいと思います」と声をかけた。