米女優シャロン・ストーン(65)が、一躍スターの仲間入りを果たすきっかけとなった92年公開の米映画「氷の微笑」の出演料が、主演の俳優マイケル・ダグラスより大幅に少なかったと明かした。

ニューヨーク・ウィメン・イン・フィルム・アンド・テレビジョンの年次昼食会に出席したストーンは、取調室で足を組みかえるシーンで世界的なセックスシンボルに踊り出た同作で得たギャラは50万ドルだったが、ダグラスは1400万ドルを稼いだと話したと、米ニューヨーク・ポスト紙が報じた。

ストーンは、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「トータル・リコール」(90年)に出演していたものの世間的には当時まだ無名で、「ウォール街」(87年)でアカデミー賞主演男優賞を受賞していたダグラスと比較し、「私は新人で、彼は大スターだった」と話していたという。

殺人容疑をかけられた小説家を演じたストーンは先日、ノーパンで足を組みかえる演技が原因で04年に離婚した夫との間の長男の親権を失ったと主張して話題になっていた。

ストーンは2週間前に、シリコンバレー銀行とシグネチャー・バンクの破綻によって財産の半分を失ったことも告白している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)