シンガー・ソングライター松任谷由実(69)のデビュー50周年を記念した花火大会「東京SUGOI花火2023『Yuming 50th Anniversary~真夏の夜の夢~』」(日刊スポーツ新聞社後援)が、7月5日に東京競馬場で開催されることが11日、分かった。

72年7月5日に「返事はいらない」でデビュー。そのデビュー記念日に、50周年のファイナルを飾るイベントとして、花火大会の開催が決まった。しかも会場は、「中央フリーウェイ」の「<歌詞>右に見える競馬場 左はビール工場」という歌詞でもおなじみの府中市の東京競馬場。ファンにとってもたまらないロケーションで、当日はユーミンの曲に乗せて1万4000発の花火が打ち上がる予定。50周年の締めくくりと、新たなスタートを勢いづける。

ユーミンは「花火と聞いて思い出すのは、子供の頃に行った熱海の花火大会。とても楽しかった。日本人のDNAには不思議と花火に興奮する感性が組み込まれているのかもしれない。ずっと続けていた逗子のライブでは、『埠頭を渡る風』の後に花火が上がるのが定番になっていました。アンコールの出番を待ちながら、我を忘れてその花火に魅入っていたのを思い出します」と花火の思い出を明かしつつ「私のナンバーで構成される花火大会ってどうなるんだろう。この花火大会をいちばん楽しみにしているのはきっと私だと思います」と期待している。

花火の演出を担当する平山英雄氏は「誰もが知るユーミン楽曲の世界を花火で表現するために、最新の点火デジタルテクノロジーを駆使し、日本屈指の花火会社が作り出す世界最高峰の花火を準備中です。日本最大のスケールを誇るコース全体を使用したダイナミックな花火演出にもご期待ください」と話している。