女優伊藤沙莉(29)が10日、都内で行われた、「第31回橋田賞」授賞式に出席し、「橋田賞新人賞」を受賞した。

22年1月期放送のフジテレビ系ドラマ「ミステリと言う勿れ」、NHKドラマ「拾われた男」での演技が評価されての受賞となった。

淡いブルーのドレスで登壇した伊藤は「このたびはすばらしい賞をいただけて、とてもうれしく思っております」と笑顔。今年芸能生活20周年を迎えたことに触れ、「長く続けてこられてよかったと思います」と語った。

「ミステリと-」主演の菅田将暉(30)、「拾われた-」主演の仲野太賀(30)にも感謝し、「先輩方に『こうしたらいいですかね』とお芝居のアドバイスをいただき、スタッフさんに支えられてどちらの役も演じることができました」と振り返った。

最後に「たどたどしくてすみません。この賞を大切に、これからももっともっと頑張りたいと思います」と締めると、進行のTBS安住紳一郎アナウンサー(49)は「ご謙遜なさらず」とフォロー。伊藤は頭を下げながら「すみません、帰ります」と答えて会場の笑いを誘った。

「橋田賞」は放送文化の向上に貢献した番組、スタッフ、俳優に贈られる賞で、主催の橋田文化財団は21年に95歳で亡くなった脚本家の橋田壽賀子さんが理事長を務めていた。