元AKB48で女優の梅田彩佳(34)が出演、オールスッタフプロデュースによるミュージカル「ピエタ」(18日初日・東京・俳優座劇場)の公開ゲネプロが18日、行われた。

浅田次郎原作で「月のしずく」に収められている「ピエタ」を初めてミュージカル化。娘・友子役を演じる梅田と母親・千代子役の高泉淳子(64)が、母娘の愛憎物語を描く。

会見で梅田は、「幕が開いた瞬間から閉まるまでは目をずっと開けててほしいです」とPRした。

高泉は、「本当にゼロから作ってきて。音楽がすごくよくて、アンサンブルもよく、それがこの話を支えている」とし、「母親と同じ年代の方、娘と同じ年代の方、両方向からみるいろんなお客さんがいると思う。母親から見る人も娘の方も見る人も、いろんな方たちに見ていただきたいなと思います」とした。

ダブルキャストでリー・インを演じる伊藤裕一(39)は、「とにかく(主演の)友子から目を離さないでください」とアピール。「カンパニーキャストと呼ばれる6人も信じられないくらいの動きをしてくれています。全ての人が全力疾走でこの作品をラストまで駆け抜けるので注目してほしい」と話した。同じくリー・イン役の神田恭平(38)は、「リトル友子役の芝居も胸に訴えかけてくる。それを皆さんにも受け取ってもらえると、この話の骨格が見えてくる」とした。

祖父役とミケランジェロを演じる畠中洋(57)は、「幕が開いた瞬間から幕が閉まってしまうまでの全てをみてほしい」。「一から作っていく作業は愛がなければできないと思う」とし、「その愛の塊を受け取ってほしいです」とPRした。

物語は母に捨てられた娘と娘を捨てた母。複雑で繊細な娘と母の思いは24年の時を経て、ピエタ像の前で絡み合う母娘の愛憎物語。

脚本・作詞は高橋亜子氏。演出は渋谷真紀子氏が手がける。公演は18日から24日までの10公演。六本木・俳優座劇場で行われる。