大麻取締法違反(所持)の疑いで16日に逮捕された俳優永山絢斗(けんと)容疑者(34)が出演した映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-」(英勉監督)の公式サイトは19日未明、再撮影・再編集などは行わず予定通り30日に公開すると発表した。
「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」公式サイトは「本作出演の永山絢斗氏の逮捕・送検を受け、製作委員会で協議を重ねました結果、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-』は再撮影・再編集などは行わず、予定通り6月30日(金)に公開することといたします。引き続き、応援いただけますと幸いです」との文章をアップした。同容疑者は4月21日に公開され、上映中の「-/-運命-」との2作品で、東京卍會(トーマン)の結成メンバーの1人で、物語のキーマンとなる壱番隊隊長・場地圭介を演じた。
製作委員会は、公式ツイッターとインスタグラムに文書を発表。その中で「映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-決戦-』は協議を重ねました結果、再撮影・再編集などは行わず、予定通り6月30日(金)に公開することといたします」と文書で発表した。その上で「報道があってから沢山のご意見、叱咤激励をいただきましてあらためてこの作品は本当に多くの人たちに支えられているのだと再認識致しました。そして、そうして声に応えることが私たちに出来ることだという結論に至りました」と、予定通り公開することが、ファンの声に応える唯一の道だと強調した。
永山容疑者は、逮捕翌日の17日午前9時ごろ、警視庁原宿署から送検された。警視庁薬物銃器対策課は15日から東京都目黒区の永山容疑者の自宅を家宅捜索し、16日未明に4月に大麻を所持した容疑で同容疑者を逮捕。さらに家宅捜索で乾燥大麻1グラムと吸引道具が見つかり、16日午後までに再逮捕した。乾燥大麻はリビングにあったポーチの中で、ラップに包まれた状態だったという。警視庁は永山容疑者が自己使用目的で所持していたとみており、入手ルートについて調べている。
「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」の製作委員会に名を連ねる配給のワーナー・ブラザース映画とフジテレビは、興行収入43億8000万円を記録した21年公開の第1作に続き、今回もタッグを組む。その2社は、主演の北村匠海(25)の単独初主演映画として20年10月30日に公開された「とんかつDJアゲ太郎」でも、今回と同様のトラブルに見舞われたことがある。同9月8日に出演者の1人の伊勢谷友介が今回の永山容疑者同様、大麻取締法違反容疑(所持)で現行犯逮捕、起訴された(同12月に懲役1年、執行猶予3年の有罪判決)。さらに公開2日前の同10月28日には、別の出演俳優が、都内の路上で乗用車を運転中にバイクと衝突する事故を起こし立ち去ったとして、公開前日の翌29日に道交法違反容疑で警視庁に逮捕(東京地検が21年3月25日に不起訴処分)と、公開を目前に出演俳優の相次ぐ不祥事に見舞われた。それでも、そのまま20年10月30日に公開初日を迎えた経緯がある。
製作委員会は「全キャスト、全スタッフが持てるすべての力を注いで作った本作を公開するために尽力してくださった製作関係者の皆様、予定通り上映してくださる全国の劇場関係者の皆様、そしてなにより、この作品を応援してくださる皆様に重ねて感謝致します。映画公開まであと2週間、これからも真っすぐにやれることをやって参りたいと思います。ぜひ劇場までお越し頂けますと幸いです」と呼びかけた。
上映中の「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-」についても「引き続き公開を続けることといたします」とした。



