俳優の佐藤浩市(62)が12日都内で、公開中の映画「愛にイナズマ」ティーチインイベントに石井裕也監督、北島直明プロデューサーと出席した。

世代、年齢の垣根を越え、今期ナンバーワンとクチコミ評価も高い一作。佐藤、石井監督ともに反響の大きさを受け止めており、佐藤は「みなさんがよく言ってくださっている、ありがたい」と感謝。石井監督も「人生にとって特別な作品になったと言ってくださる方もいて本当にありがたい」と語った。

今作は、石井監督が脚本も手がけたオリジナル作品。松岡茉優(28)と窪田正孝(35)のダブル主演で、松岡は映画監督デビューを控えながら、卑劣で無責任なプロデューサーにだまされ、ギャラももらえず、大切な新作映画の企画も奪われた折村花子を演じた。花子の父親役を佐藤、長男役に池松壮亮(33)次男役に若葉竜也(34)、窪田が松岡の恋人役を演じている。

今イベントでは、観客からの質問に2人が丁寧に回答。劇中の家族全員がそろうシーンは演者、制作スタッフらのこだわりが凝縮された一幕と紹介された。佐藤は「アドリブっぽいと言われるけどノンアドリブ。石井裕也の台本通り」とノンアドリブを貫いたことも明かした。佐藤は「カメラを向けることがどういうことか分かっている俳優がそろっている」と共演者の演技力を称賛し、今作への自信を示した。

また、劇中では俳優の中野英雄(58)と仲野太賀(30)親子が出演。観客から、このキャスティングについて問われた石井監督は「狙ったわけじゃない」と前置きしつつ「ただ、コロナ禍っていう痛みを直撃させると意味では多少考慮はしました」と映画のストーリーに必要要素だったことを明かした。