今年、3回目を迎えたファン参加の賞「ファンが選ぶ最高演技賞」に、芸能事務所TOBE所属の3人組新グループ、Number_i(ナンバーアイ)の岸優太(28)が選ばれた。「ファンが選ぶ最高作品賞」にも、初主演映画「Gメン」(瑠東東一郎=るとう・とういちろう=監督)が選ばれ、2冠に輝いた。

岸は、花束を手に「ありがとうございます。賞を頂いたということでして。やっぱり、本当にたくさんの方が愛してくれたからこそ頂けた賞ですし、ファンの方々もそうですし、何より…本当にスタッフさんが、メチャクチャ頑張って下さいましたし、すてきなキャストさんに囲まれて頂けた賞ですので」とファン、共演陣、製作陣に感謝。そして「本当に、僕1人で取れたという賞じゃないのですので、皆さんで頂いた賞を共有したいと思います。本当にありがとうございます」と、感謝の言葉で受賞スピーチを締めた。

岸は、27日午後8時から日刊スポーツ公式ユーチューブチャンネルでプレミア公開する「第36回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 受賞者・作品発表特別番組」の中で、1票を投じたファンの声に答える。岸は「明日、皆さんのコメントにお答えします」と、花束を手に軽く頭を下げ、笑みを浮かべた。

◆岸優太(きし・ゆうた)1995年(平7)9月29日、埼玉県生まれ。09年7月にジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)入りし、King&Princeとして活動。13年の日本テレビ系「仮面ティーチャー」で俳優デビュー。23年9月末に同事務所を退所し、10月15日にTOBE加入を発表し、7月に加入していた平野紫耀(26)神宮寺勇太(26)と「Number_i」を結成。167センチ。血液型A。

◆「Gメン」14年から18年まで漫画誌「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載された漫画家・小沢としお氏の同名原作を映画化。女子に大人気の男子進学校・武華に転校したはずが、問題児ばかりが集まる最底辺クラス1年G組に入ってしまった門松勝太(岸)が、超問題児だらけのクラスメートと彼女を作る目的で一致団結。上級生らとともに恋、友情に毎日を楽しく全力で過ごし、プライドを持ってはい上がる。

◆ファンが選ぶ最高演技賞&最高作品賞 21年に新設した一般のファン投票で決定する初の部門。第1回では、最高演技賞が男女優合わせて50人、最高作品賞が50作品のノミネート枠の中から、三浦春馬さんと最後の主演映画「天外者」が選ばれ2冠を獲得。昨年の第2回は、最高演技賞で男女優合わせて100人、最高作品賞も100作品とノミネート枠を倍に拡大し、なにわ男子の道枝駿佑と道枝の初主演映画「今夜、世界からこの恋が消えても」が選ばれ2冠。道枝は正賞の石原裕次郎新人賞にも輝き3冠を達成した。第3回の今回は、最高演技賞は男女優合わせて200人、最高作品賞も200作品と、ノミネート枠が第1回の4倍に拡大された。