青森出身のタレント王林(25)が16日、同県庁で、宮下宗一郎知事を初めて表敬訪問し、成し遂げたい夢について熱く語った。

将来の夢の1つに「青森県知事」を掲げるほど地元をこよなく愛する王林は、「第1次産業がなくならないような政策を出来ればと真面目に考えています」と宣言。「王林の世代が農家を継ぐか継がないかで悩んでいる方がすごく多い。王林の世代が継がない道を選んじゃったら、青森県が大事にしている、りんごや第1次産業の部分がどんどん後継者不足とかでなくなってしまうのではないか」と、自身が感じる課題を明かした。続けて「青森県は何もないところが魅力。元からあるものが素晴らしすぎて、あとはそれをどう生かすかだと思う」と地元の未来について語った。

自身がCMキャラクターを務めるコンビニエンスストア・ローソンとコラボレーションし、青森県産食材を使用した商品を発売。自身が監修した「ふわもちコッペ りんご&カスタード 青森県産ふじりんご使用」(23日発売、「ローソンストア100」を除く)が店頭に並ぶ。

王林は、宮下知事に向け「青森盛り上げたい、東北盛り上げたいということでローソンさんと一緒に商品開発をする機会をいただき、青森のものを作っていただけて本当に感謝しています」と報告。「作ってくださる方も東北の方が多くて、今までにないりんごを感じられる商品を作りたいと、作る方も愛を込めて言ってくださった。これをきっかけにりんごをはじめ青森のものがおいしいということが伝わればいいなと思います」と熱い思いを語った。