東京大学大学院准教授の斎藤幸平氏(37)が4日、TBSテレビ系「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)にゲスト出演した。サッカー日本代表MF伊東純也(30=スタッド・ランス)をめぐる報道について言及した。

ニュースサイト「デイリー新潮」や「週刊新潮」は1日までに、伊東が過去の性加害疑惑で女性2人から刑事告訴されたなどと報道。しかし伊東側は性加害はなかったとして、虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出する事態となっている。

この事態について意見を求められた斎藤氏は「まず2点あって」とし、「1つは、伊東選手側が『誤解だ』というのであれば、今後は選手とか関係者たちが、お酒を飲みながら女性を呼んで華やかにというストレス発散の方法を見直さなきゃいけないと思う」とした上で「大谷翔平選手がMVP(受賞)のときに犬とたわむれたりするというクリーンなストレス発散方法が必要だと思う」と述べた。

そして「もう1個は、SNSとか週刊誌である種マッチポンプ的に盛り上がって、SNSって虚偽情報とか、場合によっては2次加害になってしまって、誰が味方で誰が敵だ、みたいになっちゃう」と述べて「そういうニュースが増えているので、私たちの受け取る側も落ち着いて事態を見守るというスキルを身に付けていく必要がある」と話した。 また「震災が起きたときとか別の大きなニュースの時でもフェイクニュースがすごい広がりやすくなっているので、ニュースに対する付き合い方をアップデートしていかなきゃいけない」と語った。