LDH JAPAN会長兼社長、EXILE HIRO(54)が23日、大阪・東大阪市で行われた近大の卒業式にサプライズで登場し、卒業生に熱いメッセージを送った。メッセージの後、HIROは「LDH流のみなさんへのお祝いがあります」と話し、EXILE TRIBE(一族)のFANTASTICSがHIROからのサプライズとしてパフォーマンスを披露した。

HIROは卒業生の手紙のメッセージでFANTASTICSのパフォーマー、中尾翔太さんが18年に胃がんのため、22歳の若さで亡くなったことに触れ「22歳の青年の生涯は思いもしない結末になったが、彼の人生の物語には決してムダなことは1つもない」と話し、「22年間という短い時間でしたが、たくさんの夢と情熱がギラギラ燃えていて、ともに夢を見たFANTASTICSのメンバーにつながり、いまもなお広がっている」としじみと語った。

FANTASTICSのリーダー佐藤大樹(29)は「翔太は病気と最後まで闘い続けた。彼が抱いていた夢のパワーが、そこにあったからだと身近で感じた。翔太がかなえられなかった夢を背負って、活動しています。僕ら“9人”がFANTASTICSです」とあいさつした。

ステージではZOOからEXILE、FANTASTICSへと歌い継がれる「Choo Choo TRAIN」を披露。卒業生約5500人が大きな声援を送った。ステージが終わると、卒業生からは「ありがとう!」の声が上がった。