大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏(54)が29日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に生出演。MLBドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳、水原一平氏(39)の違法賭博問題について言及した。

番組内では、水原氏の捜査にテロ対策を目的に設立された米・国土安全保障省が乗り出したこと扱った。橋下氏は「捜査が大規模になってますけど、この捜査は大谷さんに対する捜査じゃないですから。どんどん捜査が大きくなっていきますけど、マネーロンダリング(資金洗浄)が危ないって言い続けてきて」と切り出した。

そして「違法なもの、不法団体、反社会的な組織、地下組織にお金を流すってことは、欧米、日本もそうですけど絶対駄目。賭博に関しては、大谷さんは全然関与してないってはっきり言ってます。これは大リーグの調査に任せることなんでしょうけど、マネーロンダリングに関しては、自分のお金が反社会勢力に渡った場合に、全く関与してませんっていうだけでは通らない」とした。

さらに「国際的に技術とか商品の制裁、例えばロシアに流しちゃいけないなどいろいろありますけど、日本の企業の商品が北朝鮮に渡ったり、ロシアに渡ってウクライナに対する攻撃の武器に使われたり。『その際には日本の企業も関与してません、私たちは知らなかったんです』って。そりゃそうなんですけど、注意してくださいというレベルで注意喚起は促される話なんですよ。大谷さんも賭博とかには関与してないにせよ、自分のお金が、ある程度の金額が不法団体に流れたんであれば、ご自身のお金の管理について敏感になるべき」と続けた。

リモート出演したカリフォルニア州を含む4州で弁護士資格を持つ米「ブラックベルト・リーガル弁護士法人」代表の吉田大氏は米・国土安全保障省が水原氏の捜査に乗り出したことについて「恐らく大規模の犯罪組織が関わっていたり、もしくは海外送金のつながりの可能性もある」と語った。