新垣結衣(35)が「正欲」(岸善幸監督)で助演女優賞を受賞した。新垣は檀上で「こんばんは。新垣結衣です。映画賞で助演女優賞をいただくのは、人生で初めてです。うれしいです」とスピーチ。01年「ニコラモデルオーディション」グランプリ受賞でモデルデビューして芸能界入りし、05年にドラマ「Sh15uya」で女優デビューして以来、初の助演女優賞受賞だと自ら明かし、喜びをかみしめた。

「正欲」は、直木賞作家・朝井リョウ氏の同名小説を実写映画化した作品。主演の稲垣吾郎(50)がマイホームを持ち妻と子を養う、横浜検察庁に務める検察官・寺井啓喜を、新垣は水に強い欲求を感じる特殊な性癖を持つことを隠し、広島のショッピングモールで働く契約社員の桐生夏月を演じた。この日「月」(石井裕也監督)で助演男優賞を受賞した磯村勇斗(31)が、夏月と同じ性癖を持ち、互いを理解し合う同級生の佐々木佳道を演じ、自らプレゼンターを買って出て新垣に花束を渡した。

新垣は、右手でトロフィーを掲げ、笑みを浮かべ「大切なものを、たくさんいただいた作品で、賞をいただけたのがうれしい」と受賞を喜んだ。そして「岸監督の元、花束を渡してくれた磯村さん含め、すばらしいキャストと、人生の糧になるような、すばらしい時間を過ごしました。ご縁に恵まれるよう。自分なりに頑張っていきたいと思います」とスピーチした。

司会の松尾貴史(64)から役作りについて聞かれると「今回、演じる役は想像するしかない。見えているものが全てではない、と頭に入れた。想像するのみ…難しかったです」と振り返った。